新しい言葉も食わず嫌いはよくないよね

これ読んでます。まだ半分くらいですかね。

仮想通貨とかブロックチェーンとかわけわからんなーと思いつつ読み始めたのですが、驚いたというかはたと気付かされたところがあります。

ブロックチェーンは全体として、次の基本的な既知の知識を持って作られているということです。

難しそう、というだけで敬遠していた人もいるかもしれませんが、何か新しいプログラミングパラダイムや高度な学術的知識が必要、というわけではないということです(暗号学、ハッシュ衝突の研究については一旦ブラックボックス化できる、ということを含めてです)

特に面白いのは技術的な組み合わせではなく、利用者の競争や監視の意識も加えた上で成り立っている、というところです。 人間的な性格を利用する、というのは、コンピュータシステムは最終的人間が利用する前提に成り立っているということを改めて実感させます。 期待されるエンジニアリングネタとして、注目が集まるのもわかる気がします。

この本自体の記述も、技術的な前提知識があまりなくても読めて、丁寧に解説されていますのでわかりやすいです。みなさんも興味があれば、恐れずこの本で驚きや発見を得ていただければと思います。