Kintoneをさわってみる

普段、スクラッチでシステムを作っていますが、なにかと再発明で消耗することは多いものです。 というわけで、いわゆるノンプログラミング開発のうち、流行りのKintoneを触ってみようと思います。

自社での利用もそうですが、個人的にはお客さんに納める業務システムとして利用できるかどうか、という目線で見ていきます。

前提

サインアップや、このボタン押せ!とか細かい操作は、いっぱい解説してるサイトがあるので省きます。

イメージと私の所感だけの記載です。

※画像の中で出てくるデータは、アカウント登録時にDLできるダミーデータです。実際の個人情報ではありません。

一覧・編集

現代的で上下1行ずつくらいの余白です。

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一覧の上のボタンからフィルタリングだけでなく、グラフ作成もできます。

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グラフの頂点選択でその位置に属するデータ一覧が表示できます。

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行の右端のペンマークで、グリッド上で編集できます。 これは望まれるお客さん多そうですね。

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行の左端にある用紙のような四角いマークをクリックすると、フォームで参照できます。

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このフォームの状態でデータ追加の右にあるペン+四角マークをクリックして、フォーム編集できます。

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入力フォームカスタム

アプリの設定から、フォーム編集できます。

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移動できますね。

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カーソル位置がちょっとシビアですが、フォーム右端を触るとフォームの幅を変更できます。

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フォームのプロパティの編集です。必須入力、桁数など最低限いるものは一通り揃ってますね。

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一番下の「フィールドコード」はおそらくDB管理用のユニークコードです。 編集中は重複してもエラーになりませんが、「アプリを更新」した時にエラー出してくれます。これもわかいりやすいですね。

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リッチテキストエディタもあります。

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項目が増えると横に伸びていきます。

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一覧のカスタム

設定から、一覧のカスタムができます。プリセットを作るイメージで考えてください。

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+マークで新規作成できます。項目選択、フィルタ、ソート順、シンプルですね。 このカスタム画面だけUIデザインが若干違いますが、別チームとか別製品なんですかね? それでもこれを導入しているというところから、使いやすさをとにかく重視しているということを感じさせます。

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作成した一覧は、トップページで選択できます。一覧カスタムのうち一番上のものがデフォルト選択になるので、並び替えが大切です。

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設定からアプリの色の変更ができます。

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画面サイズ

基本、レスポンシブにレイアウトが変わることはありません。 社内用途なので、PC前提ということでしょうか。

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フォームも並びそのままです。

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操作トリガー・バッチ

webhook機能があるので、対応するアプリを用意すれば、通知・バッチも実現できそうですね。 既存サービスを使ってもいいし、特殊ならここだけスクラッチするくらい全然負担になりません。いまどきHTTPが届いてしまえば何の言語系でも処理できますし。

developer.cybozu.io

アプリ間データ関連

できるみたいです。ぐぐってて思ったんですが、なかなか使いこなしているところありそうです。ただこうやって解説サイトまで作るとこはコンピュータに明るい人たちだと思うので、明るく無いところをどうしていくか、というのはありますね。

www.novelworks.jp

権限・ワークフロー機能

試してはいませんが、できるみたいです。 まぁ流石に意識してると思うので、そこまで不安視してません。

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よくあるご質問

まとめ

噂には聞いていましたが、いわゆる「かっこよさ」よりも、とにかく「使いやすい」ことを重視していることを感じました。

またそれぞれの機能をシンプルにまとめようとしていて、さらにアプリはアプリ、連携は連携、と明示的です。 いわゆる「裏で何やってるかわかんない」ということが、ほとんどありません。 まぁこれは私自身プログラマだからというバイアスはあります。一般のお客さんにどう持っていくかは、考えないといけないですね。

ぜひ、社内で試すとこからスタートしてみたいですね。