人間の適応能力を侮ってはいけないという話

ここ3週間ほどiPhoneSEとPixel3XLの2台で運用していましたが、ついにSIM入りのPixelオンリーの運用に切り替えました。

以前は、メイン機としてSIMの入ったiPhoneSEをポケットに、SIMなしのPixel3XLはカバンに入れては必要な時だけ、という運用でした。 もともとiPhone5C以来5年ほど、iOS生活をしていたので、コンビニとかのチェックインアプリなど結構最適化してましたので。 Androidにそれらを移行するのも面倒だと思いましたし、なによりiPhoneSEは小さいので、街中で片手で何か操作するにはこれが良いと思っていました。

ところがこの日曜日、新幹線での移動が必要な時にiPhoneSEの充電を忘れていることに気づきました。充電用のドングルセットはスーツケースに入れてたので、仕方なく手提げカバンに入れていたPixelから音楽を流して、それをポケットに入れて移動しました。 で、半日ほどいつもの通り過ごしてたんですが、次のことに気づきました。

  • 案外片手で操作するタイミングは少ない
  • 人差し指で指紋認証して、親指が左下1〜2マスの範囲なら十分届く(わたしの手はかなり小さいので)
  • Androidのおかげで、画面左下に片手操作時に必要なものだけ集められる

特にフォルダの挙動はありがたくて、iOSは画面いっぱいまでフォルダ内容が広がりますが、Androidはフォルダアイコンを起点とした最小限の範囲でフォルダが広がり。フォルダのさらに左下のほうにコンビニなどの外でパッと使うアプリを寄せれば、画面左下1・2マスの範囲ですべて用事が済み。

というわけで、2時間くらいかけて最低限のアプリだけ移行して、2日ほどPixelXLオンリーで過ごしてみましたが、案外不便がないです。 あと、さすがにiPhoneSEよりはポケットが重いくらいです。

また、他に大きく改善した点として、2台持っていた時はふと写真を取ろうと思った時に「あ、これiPhoneとPixelどっちで撮ろうかな」と考える時間が生まれてしまったことです。 これは案外負担として大きく感じていて、風景でも手元でも、結局Pixelをカバンからいそいそと取り出して写真を撮っていました。

これが1台になれば、まぁ単純な話、選択肢は1つになるわけです。 Pixel3もっててPixel3のカメラを使わないなんて選択肢、結局はなかったわけです。Pixel3カメラアプリよき。


いやー、あのGingerbreadからよくぞここまで。ほとんどiOSと使い勝手遜色ないです。むしろいまのところ勝利を納めつつあります。

Androidのバージョン履歴 - Wikipedia

はじめてPlayStation2がでたとき「実写やん」となり、PS3がでたとき「実写やん」となり、PS4がでたとき「実写やん」となり、それぞれで前のハードを見ると「実写ちゃうやん」となってきましたが、なんだかそれに似たものを感じます。

人間の適応能力を侮ってはいけないもんですね。